皆さんの平熱は何℃ですか?ご自身の平熱を把握していますか?


LINK通信でもお伝えしましたが、体全体の生体機能(免疫機能・消化吸収機能・細胞の新陳代謝)が十分に働き、健康を維持できる体温は36.537℃と言われています。


あなたの体温は何℃ですか?


低体温の弊害について、ここで詳しくお話します。


 

低体温になると、生体機能の一部である、酵素やホルモンの働きが弱まります。


酵素とは、唾液中に含まれるアミラーゼ(でんぷん分解酵素)やリパーゼ(脂肪分解酵素)肝臓で働いているγ-GTP(アルコール分解酵素)など。


ホルモンとは、インスリン(血糖低下コントロールホルモン)や成長ホルモン、コルチゾール(代謝・免疫ホルモン)やメラトニン(睡眠ホルモン)など。


酵素・ホルモンというと漠然としていますが、具体的な名前を挙げてみると一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。これらが役割を果たさなくなるのですから、消化の力が落ちたり、眠りの質が落ちるなどし、不調を感じやすくなるのも想像できますね。


また、体内に侵入してきた細菌やウイルスとたたかう白血球やその仲間たちも低体温により働きが鈍ります。


高温が苦手なウィルスにとって、低体温の体は大暴れしやすい環境。さらに35℃ではがん細胞が最も活発になり、白血球による攻撃が弱い状況ではどんどん増殖することになります。


また、35.5℃を下回ると自律神経がバランスを崩し、アレルギー症状が出やすくなります。これは複数種類の存在する白血球の数のバランスが崩れることがその一因です。


血管の状態にも変化が起こります。今以上に熱を逃がさないように血管が収縮し、血行不良となり婦人科系の病気や肌トラブルに悩まされることも。


冷えと病気 その2へ続きます。